「CBD製品販売 あさやけ」は、大麻合法化運動の取り組みのなかから立ち上がってきた事業です。
大麻草の薬効は古の時代から知られており、繊維素材としても世界中で使われてきました。人類はこの1年草から計り知れないほどの恩恵を受けてきました。
日本でも敗戦後にGHQの指令で大麻取締法が制定されるまで、「インド大麻草」「インド大麻チンキ」「インド大麻エキス」は、薬局方にも収載され、市販されていました。これらの薬による薬害など全くなかったのに、どういうわけか、戦争に敗けたら、大麻を医療目的で使うことは懲役刑で罰せられる犯罪とされてしまったのです。
日本に大麻取締法を強要した米国ですが、連邦政府は未だに大麻の医療利用を認めていないものの、州政府レベルではすでに20州が大麻の医療利用を制度化しています。そして、連邦政府も、医療大麻を合法化した州を咎めることはしないとアナウンスしています。
◆参照:アメリカ各州の医療大麻制度/大麻報道センター
この動きは加速を続けており、連邦政府が正式に方針転換せざるを得なくなるのも「時間の問題」だと言われています。アメリカ連邦政府が医療大麻を容認せざるを得ない現実。それを創り出したのは、医療大麻を求める多くの人の具体的な行動でした。黙っていたら医療大麻の合法化が空から降ってきたわけではないようです。
日本では、科学的根拠のない大麻情報が「ダメ。ゼッタイ。」として、子どもの頃から国民に周知教育されています。これは明白な官製情報公害です。
◆参照:検証:「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ大麻情報/大麻報道センター
当店で扱っている製品は、成熟した大麻草の茎から抽出したCBD(カンナビジオール)が主成分で、花穂に多く含まれ、向精神作用のある成分、THC(テトラヒドロカンナビノール)は殆ど含まれていません。我が国の大麻取締法によると、「大麻草の成熟した茎」から作られた製品は、CBDが入っていようと、THCが入っていようと、合法です。
花穂に多く含まれるTHCにも独自の薬効がありますが、アメリカ連邦政府も日本政府も、大麻の花穂から製品を作ることを禁じています。花穂からTHCを抽出した製品もあり、医療大麻が合法化された米国の州ではアイスやキャンデイーやチョコレートなどさまざまに商品化されていますが、日本では違法です。とはいえ、天然のTHCそれ自体は日本の大麻取締法でも規制対象にはなっていないのです。大麻取締法が規制しているのは、あくまでも大麻草の部位です。
さらに不思議なのは、大麻取締法は、「栽培」の罪が最も重く、「所持」や「譲渡」も罪に問われますが、「使用」には罰則がないことです。大麻を使うこと、吸引することが危険だというなら、覚せい剤のように「使用」の罪があっても良さそうなものですが、大麻は吸っても罪ではないのです。
いったい、この法律は何をしたいのでしょうか。大麻取締法には目的も書かれていません。GHQは何をしたかったのでしょうか。
世界的な視野で観ると、大麻に医療効果があるか、ないか、といった議論はすでに完全に過去のものとなりました。今では、大麻特有の成分、カンナビノイドの種類ごとに、どのような薬効があるか、さらにはカンノビノイド相互の相乗効果について研究が進んでいます。
米国内の多くの州で医療大麻が合法化され、大麻成分の研究が進むなか、向精神作用のないCBDの薬効が俄に注目を集めています。
あさやけ店主である私は、医療だけでなく、嗜好目的の大麻も合法化するよう求めて活動する運動体、大麻報道センターを主宰しています。CBD製品の効果については、米国在住の大麻報道センター英語版編集長、麻生しげるがレポートしてくれています。
・大麻成分CBDによる重度てんかん治療のリアルタイム報告(1)2013-04-15
・大麻成分CBDによる重度てんかん治療のリアルタイム報告(2)2013-06-08
この記事を掲載した当初、大麻草から抽出した液体など日本では違法だと、私を含む多くの人が思い込んでいましたが、厚生労働省に確認したところ、大麻草の成熟した茎から作られたCBD製品は適法だということが分かりました。
だから、私は、日本で初めての医療大麻屋さんになろう!と思って、そしてそれは様々な疾病に苦しむ人たちの光明になり得ると思って、CBD製品販売の事業化を決意したのです。現在、法人化を準備中です。
「CBD製品販売 あさやけ」は、大麻合法化運動の取り組みのなかから立ち上がってきた事業です。
今後とも、ご支援とご愛顧を、よろしくお願い申し上げます。
平成26(2014)年 春
店主敬白